2010年8月3日火曜日

オープンソースはパラダイムシフト!

先日、CFD講習会の談笑部分をUSTREAMで拝見した。何とiPhoneで中継をしていたのには驚いたが、田舎の街で東京での出来事をリアルタイムに観れる(音声は十分、映像は若干観にくい程度)事にあぜんとした。こんな事で唖然としているようでは、時代の流れについていっていない。ネットでは当たり前だろう。

ここで、発表者からの発言で興味ある内容があった。題名の通り「オープンソースはパラダイムシフト」である。オープンソースには前々から興味があり、自宅ではLinux(Ubuntu)を使っている。もちろん、仕事にも使っているけど。何と言ってもソフトウェアである。もし、自分でパソコンを購入したら、当然、必要とするソフトウェアを購入しなければならない。

昔、MS-DOSを使っている時、如何に安いソフトを購入するかで悩んだもの。例えば、仮名漢字変換。ATOKを使いたいなら、ワープロソフトの「一太郎」を購入するしかなかった。価格は48000円(記憶が正しければ)。富士通のFMR用は多分、10000円高かったはず。でも、ワープロは違うのを使いたい。でも、ATOKは仮名漢字変換では使いやすかったので使いたい。

この状態では、2種類のワープロソフトを購入しなければならない事になる。結構なお値段で到底、僕には手が出せない。さてどうするか。VJEという仮名漢字変換ソフトを購入したと思う。それからは、MacitoshにもVJEを購入し使っていた。後に、EgBridgeを購入したが。また、パソコンでFORTRANのプログラムを作成したいと思い立ち、コンパイラの値段を調べると何と98000円程の値段がする。これでは手が出せない。あきらめ、大型計算機センターでプログラムの作成をする事になる。

その内、前にも書いたが「Super ASCII」という雑誌でLinuxが紹介され、一気にのめり込む。のめり込むと言っても周囲にワークステーションを使ったことのある方は誰もいない。自分でパソコン通信から情報を仕入れ、あるいは、雑誌から情報を仕入れて20年程前かな、486マシン上にLinuxを導入した。ネットが使えなかったので、PPPでパソコン通信。あれこれ、情報を仕入れながらKtermやCanna、そしてNemacsなどを導入した。FORTRANはf2c+fort77というスクリプト。とにかく何でもそろっている。GNUPlotを使ってグラフはOKだし。

あれから、次第に僕の周りはLinux(時にはBSDも使ったよ)マシンとMacitoshに変わってしまった。一時期、NeXTを使っていた。これはすごいマシン(遅かったけど)だった。日本語MS-DOSは多分、本当に短かかった。使ったのは職場のマシンで自分では2台ほど購入したと思う。しかし、1台はすぐに売ってしまった。

Slackwareも使った、RedHat、Plamo、Vine、そしてUbuntuという流れかな。Win95、2000、Xpなんて使った事はあるけど、どうもソフトウェアが高価だったし、マウスとの相性が何となく悪くて使い込んでいるとは言えない。オープンソースの先駆けのようなLinuxと出会って僕のコンピュータ環境が一変したのだから僕はパラダイムシフトを体験したんだと思う。

じゃ、今の時代にLinuxはどう捉えられているんだろうか。デスクトップのシェアは相変わらずMS。ワープロや表計算はOfficeか。何の変化もないように思えるが、サーバ(特にWebサーバ)のOSは何が一番なんだろう。デスクトップはMSかもしれないけど、サーバは???
裏側では着々とパラダイムシフトが起こっているのではないかな。