2013年5月28日火曜日

Linuxで。。。

このブログのタイトルは「Linuxでお仕事」なんだけど。「使えるのか仕事に」という思いはごもっとも。でも、僕は一冊の本をLinux(正確にはUbuntuをベースに作成したLEAD32)上で完成させたんです。2011年の4月15日に出版されて、もちろん、現在でも入手可能です。

ページ数は200ページ程、全てLinuxの日本語TeXで作成しました。ちょっと特殊な本なのでガンガン売れるという状況ではありませんが、某大学のゼミや教科書として利用されています。先日はある大学の方から紹介しているソフトで作成したデータがうまく処理出来ないという質問を受けました。作成されたデータを送付してもらって解決しましたが。

オフィスで使えるかと言えば、やはり使えると。問題は『office』なのですが、僕の様にほとんど素の状態で『office』を使っている(OSX上では使ってません)者には十分、標準のLibreOfficeで問題ありません。企業では『office』のマクロ(?)を使って定型の文書、定型の計算を行っているところも多いと思います。このような状況では難しいかな。

個人での利用は?十分でしょう。多分、動画の閲覧、メール、Webの閲覧、音楽鑑賞など個人的なパソコン利用なら問題はありません。むしろ適しているのかも。例えば、会社では与えられたパソコンを使って業務をおこなっている方も何時かは会社から離れるでしょう。その時、自宅のパソコンに業務で使っていた環境を構築するのは?ですね。

むしろ、メンテナンスに大きな資金を投入しなくても大丈夫なOSの方が楽ではないかなと。これは経済的な意味で。それに最近ではハードの資源を要求するLinuxですが、数年前のパソコンでも十分な性能を発揮します。先の本の執筆に使用したパソコンはX61というThinkPadの中古品です。まあ、ハードディスクは手持ちの容量の大きなものに交換してありますが。

これからポツポツ、Linuxの面白いソフトウェアを紹介していくようにします。あまり、頻繁に更新出来ませんが。

2013年5月27日月曜日

いやはや、1年以上も更新をしていないとは。さぼってます。今回は私が作成したドキュメントについて書いておきます。

Radianceという光環境をシミュレーションするソフトに関して随分前からVine LinuxやOSX上でビルドする方法を公開して来ました。ところが、このソフトを使用するために体系的にまとめられた日本語での解説がありませんでした。

これでは普及も進まないので昨年から暇を見つけてまとめ、公開して来ました。これをベースにSketchUpで作成したモデルをRadianceのデータに変換するsu2rad、そして、Radianceに関しての説明をまとめ、公開を開始したので、ここでも紹介しておきます。

SketchUpはLinuxでは使用出来ませんが、Radiance単体でのレンダリング、照度分布図作成には十分に利用出来ると思います。

URL:https://dl.dropboxusercontent.com/u/53831043/Radiance_SC.pdf

作成したレンダリング画像を以下に示します。神戸芸工大教授 小玉祐一郎(工博、建築家)設計の「高知・本山町の家」の内部です。